トトノウ暮らしのつくりかた

大阪 豊能町の整理収納アドバイザー東好美です。2021年8月、公式ホームページを開設しました。最新記事のリンクからご訪問ください。

【ご褒美・収集癖】そのおもちゃ、欲しいのはこども?それとも大人?

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このたび、公式ホームページを開設し、ブログも移転することになりました。

今後こちらのブログでの新しい記事の更新予定はありません。 

 

公式ホームページ・新しいブログは、こちらからどうぞ⬇

kurasuwaltz.com

 


遊びが変化してきたことでおもちゃも変わってきた我が家 

兄と一緒に毎日プラレールで遊んでいた鉄子の娘が、女児向けアニメを観るようになりました。アニメを観るようになると、もちろんおもちゃも欲しがるようになり、クリスマスにはアニメに登場する小さなドールハウスとお人形セットをプレゼントしました。

電車ばっかりだった娘がお人形遊びをする時がやってくるなんて!と感激したのもつかの間、アニメでは毎月新しいキャラクターが登場し、新しいドールハウス、新しいアイテムも登場します。制作サイドもおもちゃの販売もセットで作られているアニメですから、販売戦略にまんまとはまってしまい、娘も欲しがります。

しかも、私達親世代の幼少期よりもおもちゃの値段も手頃になり、クオリティも高いものが増えてきたこともあり、月に1つなら家計に負担がないからとか、頑張ったご褒美に買ってあげようとか、親自身がコンプリートしたくなってしまいついつい買い与えてしまうことってありませんか?

私ですか?もちろんあります。第一子の息子が幼かった頃には予防接種を頑張ったからトミカ、イベント限定のプラレールを買わないと損な気がする!と買っていたこともありました。

 

新しいおもちゃを喜ばない子供はいない

買い与えると息子は大喜び!そりゃそうです。新しいおもちゃを欲しがらない子供はなかなかいないでしょう。でも、簡単に手に入れたおもちゃは熱中する期間も短く、また次々と新しいおもちゃを欲しがり、おもちゃ箱は気が付けばあまり遊ばなくなったプラレールで溢れかえっていました。喜ぶ顔見たさは本当によく分かります。でも、よく考えてみると子供を理由にしておもちゃを買っていませんか?

 

与えるだけ与えて、子供が片付けない!から困るという矛盾

子供がいるから気が付かない間にモノが増える!という話しもよくありますが、子供自身が自分で買ってくることは、幼児期にはあまりないかと思います。おもちゃはや衣類など子供用品を買うのはいつも大人です。

最近ではこどもの日や、進級祝いなどでもプレゼントを与える機会が増えています。両家の祖父母が張り合うようにたくさんのプレゼントを贈ってくれるという話しを聞いたこともあります。

たくさんのプレゼントに囲まれて、とびきりの笑顔の子供の姿を見るのは本当に嬉しいもの。その裏で、たくさんのおもちゃを本当に大切に扱っているでしょうか。

そして、おもちゃの収納場所や収納方法は決まっていますか?収納方法は子供の発達段階や性格に合っていますか?子供の目線や手先の器用さは考慮していますか?片付けの仕組みづくりを子供に丸投げしていませんか?

片付けは元にあった場所に戻すこと。

おもちゃを増やす時にはセットで、簡単に片付けできる環境や仕組みを大人がつくってあげましょう。大人が出来ないことを子供がすることはできないはずです。

 

おもちゃは子供達にとっての心の栄養。

このような記事を書くと、おもちゃは少ない方がエライのだ!などと主張しているように受け取られるかもしれませんが、私はそうだとは思っていません。積み木やアナログのおもちゃだけが素晴らしいとも思っていません。時にはキラキラピコピコするおもちゃで遊ぶ時間も夢があり、とても有意義だと思います。ただ、子供が管理把握出来るおもちゃの量は大人よりも多くはないと感じています。

こういった考えから我が家ではシリーズ物のおもちゃであったとしても、この箱に入る分だけしか持たないという決まりにしています。次から次に買い与えてもキリがないし、なければないで見立て遊びや工作で楽しむことだって出来ます。

おもちゃは子供にとって時に学びでもあり、大切な友達にもなり、宝物にもなる存在。宝物を大切に扱うことが出来るよう、総量をコントロールしてあげることが出来るのは、私達大人です。時には何もない公園でも自由な発想で遊び楽しむ才能を持っている子供達にとって、本当にこれは必要なおもちゃなのか、考えてみませんか。おもちゃ売場のような品揃えのおもちゃ箱にすることだけが愛情表現ではないはずですよ。