トトノウ暮らしのつくりかた

大阪 豊能町の整理収納アドバイザー東好美です。2021年8月、公式ホームページを開設しました。最新記事のリンクからご訪問ください。

<家族が片付けてくれない問題>を考える

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このたび、公式ホームページを開設し、ブログも移転することになりました。

今後こちらのブログでの新しい記事の更新予定はありません。 

 

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「片付けたいのに、家族が片付けてくれない。だから、うちは片付かない。」
そう嘆くお母さんは多いですね。

今日はどうして家族が片付けてくれないのかを考えてみました。全部で8つ。お時間のある時に読んでみてくださいね。

1 片付けが何か分かっていない

先ずは、ここ。そもそも片付けが何かきちんと理解出来ておらず、お母さんに言われるからとりあえず押し入れや引きだし、箱に押し込むだけで終わってしまう。押し込んで隠すだけなので、毎日元通り。片付けは隠すことではなく、モノをそれぞれの住所に戻すことです。

2 モノが多すぎる

おもちゃや服など、管理できる量を超えている。よく使うモノ、お気に入りだけに、数を絞れば小さなお子さんやズボラさんでも把握出来ます。

3 収納の仕組みが家族に合っていない

扉をあけて、重なった箱を取り出して、中に入れる。そして、またその逆をして元に戻さなければいけない。毎回踏み台を使わないといけない。など、アクション数が多い。同じ箱がいくつも並んでいてどれに入れるのか分からない。ロックやジッパーの開閉が不器用さんには難しい。
お母さんにとって使い勝手がよくても、より片付けが苦手な人にハードルを合わせた収納にしましょう。見てすぐ分かる。放り込むだけ。などよりハードルを下げた簡単な仕組みにしてみるとすんなり出来たりします。

4 片付ける場所が遠い

使う場所と片付ける場所が遠いと面倒だからそのまま。なるべく動線は短くしましょう。使う場所に片付けるのが理想です。おもちゃをリビングで遊ぶことが多いなら、お気に入りだけでもリビングにおもちゃスペースを設けてあげるのもいいですね。
また、一緒に使うモノを、バラバラに片付けるのは面倒でそのままになってしまう場合も。
文房具は絶対に文房具コーナー!ではなく、ノートとクレヨンをお絵描きセットにする。色紙やのりとハサミを工作セット。段ボールをまとめる荷作り用の紐と一緒にハサミを入れておく。祝儀袋と筆ペンを一緒に入れておく。など、一緒に使うモノを、一緒に入れてグループにしておくと片付けもそのまま戻すだけで簡単です。その分アイテムの数が増えることもありますが、グループ管理は非常におすすめです。

5 タイミングが合っていない

お母さんが突然「片付けなさい」と言っても、家族のそれぞれにペースがあります。いつ片付けるのかルールを決めたり、前もって知らせておきましょう。片付けてほしいなら時には待つことも必要です。

6 お母さんの私物がリビングの至るところにある

片付けなさい!と言っているお母さん自身の私物をリビングにちょい置きしたりしていませんか?片付けてほしいなら、お母さんもちゃんとお片付けしましょう。

7 なぜ片付けるのか分からない

学校や職場では片付けるのに、家ではお母さんに任せっぱなしというパターンも多いですね。
片付けると見た目がすっきりして気持ちいいなどありますが、1番大切なのは社会の最小単位である家庭でもルールを守り迷惑をかけないということを理解してもらうこと。
家事という仕事をするのに、至るところにモノが出しっぱなしでは困るということを伝えていきましょう。1度で理解してもらうことは難しいですが、家庭内でも一人一人が自立することが大切。もしお母さんが倒れたら、入院なんてことがあった時の為にも家族がモノの住所をある程度は把握しておいてほしいですね。

8 毎日完璧を求めない

来客時に100%の片付けをするなら、普段は70%や80%でも充分。完璧主義は自分も家族も疲れてしまいます。ほどほどに。


いかがでしたか?ひとつ、ふたつ心当たりはありませんか?少しの改善で、おかあさんも家族にも、きっとにこにこが増えると思います。
家族が片付けてくれない問題のヒントになりますように。